上海には子連れで4回行き、5つのホテルに泊まりました。リッツカールトン、ペニンシュラ、コンラッド、シャングリラ、メリア上海パークサイド。
その結果たどり着いた結論があります。上海のホテル選びは、ブランドより「何ビューの部屋にするか」で決まります。同じホテルでも、窓の外に何が見えるかで滞在の満足度がまったく変わるからです。

この記事でわかること
- 上海のホテルは「外灘ビュー」「タワービュー」「シティビュー」で選ぶ理由
- 5つのホテルを実際に泊まって比べた一覧表
- コンラッドがラウンジ付き外灘ビューで1泊49,000円だった話
- 半年前予約でペニンシュラが9万円安くなり、さらにスイートにアップグレードされた話
- 子連れで必ず伝えるべきこと(ベッドガード・人数)
- 東方明珠塔の消灯時間が22時なのか23時なのか
- 目的別(景色・ディズニー・コスパ)のおすすめ
泊まった5ホテルの比較一覧
まず全体像です。すべて子ども2人を連れて実際に泊まりました。
| ホテル | エリア | 選んだビュー | 泊まった時期 | 子連れ向き度 |
|---|---|---|---|---|
| リッツカールトン上海浦東 | 浦東(IFCモール上層) | タワービュー | 2026年6月 | ◎ |
| ペニンシュラ上海 | 外灘 | タワービュー | 2025年10月 | ◎ |
| コンラッド上海 | 人民広場 | 外灘ビュー(タワー) | 2025年3月 | ○ |
| シャングリラ上海浦東 | 浦東 | 外灘ビュー | 2026年6月 | ○ |
| メリア上海パークサイド | 上海ディズニー近く | — | 2024年12月/2025年3月/2026年6月 | ◎ |
メリアだけ3回泊まっています。リピートしているという事実が、そのまま評価です。
上海のホテル選びは「何ビュー」で決まる
ここがこの記事で一番お伝えしたいことです。
上海の高級ホテルは、同じホテル・同じ広さの部屋でもビューによって料金が変わります。そして子連れ旅行では、この選択が想像以上に効いてきます。子どもが疲れて早く部屋に戻っても、窓の外が絶景なら、それだけで滞在時間が楽しくなるからです。
| ビューの種類 | 何が見えるか | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 外灘(バンド)ビュー | 浦東の高層ビル群と川の全景 | 上海らしいスカイラインを一望したい人 |
| タワービュー | 東方明珠塔を正面から | パールタワーを間近で見たい人 |
| シティビュー | 上海タワー側の街並み | 景色にこだわらない・予算重視の人 |
外灘ビューとタワービューは、似ているようで別物です。外灘ビューは川越しにビル群全体を見渡す構図。タワービューは東方明珠塔が主役で、色が変わる様子を間近で見られます。我が家はタワー派なので、リッツではタワービューを選びました。
ひとつだけ注意点があります。雨が降ると何も見えません。景色代を払っている以上、天気は完全に運です。それでも我が家は毎回ビューに課金しています。当たったときの満足度が、それだけ大きいからです。
1. リッツカールトン上海浦東(タワービュー)
景色の感動という意味では、今のところこれが一番でした。
IFCモールの高層階にあり、フロントは52階。今回はクラブラウンジ利用付きのパールタワービュー、49階の客室に泊まりました。

チェックインで驚いたことがあります。フロントに着いた瞬間、まだパスポートも出していないし名前も言っていないのに「49階のクラブラウンジへどうぞ」と案内されました。子連れだったからか、宿泊者リストを把握していたのか。理由は分かりませんが、到着した瞬間から一流ホテルの対応でした。
| ビューの選択肢 | シティビュー(上海タワー側)/リバービュー(外灘側)/タワービュー(東方明珠塔側) |
| 選んだ部屋 | クラブラウンジアクセス付き パールタワービュー(49階) |
| 子連れ対応 | 事前依頼でベッドガードを2台設置済み |
| 水まわり | ダブルシンクの洗面台。浴槽が横、シャワーとトイレは奥 |
| アメニティ | Diptyque(Philosykos/イチジクの香り) |
| プール・ジム | 53階。プールはシティビュー |

53階のプールは思ったより深くて冷たかったので、結局ジャグジーで遊びました。人生で一番高い場所にあるプールだったかもしれません。景色だけでも十分価値があります。

客室にはソファがあり、子どもたちが寝たあとに東方明珠塔を眺める時間が最高でした。青、黄、赤とくるくる表情が変わるので、何時間見ていても飽きません。滞在中、カーテンを一度も閉めませんでした。目が覚めた瞬間にこの景色を見たかったからです。

2. ペニンシュラ上海(リバービュー)
この記事で一番お得だった話がこれです。
半年前から予約していたおかげで9万円ほど安く泊まれたうえ、スイートルームにアップグレードしてもらえました。部屋の広さは55㎡ほどの予定が、105㎡に。金額換算すると16万円くらい得をした計算になります。

| 選んだ部屋 | リバービュー(アップグレードでスイートへ) |
| 広さ | 予約時55㎡ → 実際105㎡ |
| ベッド | キングベッド1台 |
| 子連れ対応 | ベッドガードを2方向に設置、子ども用歯磨きも用意してくれた |
| ミニバー | 有料。ただし水は無制限でもらえる |
| その他 | ドレスルームあり |
子どもが2人いることとベッドガードが必要なことを事前に伝えていたので、到着時にはすべて準備されていました。大人用の歯ブラシは言わないともらえませんが、頼めば部屋まで持ってきてくれます。

1点だけ注意があります。景色が見えるのはリビングからで、寝室からは見えませんでした。105㎡もあると、最初は「お風呂まで遠くて不便」と感じたほどです(2日目には慣れましたが)。広ければいいというものでもない、というのは正直な感想です。

3. コンラッド上海(外灘ビュー)
コスパで言えば、この5軒で一番でした。
クラブラウンジが使えるExecutive King Room with Bund Viewに泊まって、1泊49,000円。43階の客室からの外灘ビューは、これを見るためだけに上海に来てもいいと思えるほどでした。

| 選んだ部屋 | Executive King Room with Bund View(43階) |
| 広さ | 40㎡ほどの小ぶりな部屋 |
| 料金 | 1泊49,000円(ラウンジ利用付き) |
| ラウンジ | 44階。子ども入室OK(ただし静かに、という注意書きあり) |
| 朝食 | ラウンジかロビー階のレストランを選べる |
| 備品 | ウェルカムフルーツ、瓶の水2本+ペットボトル6本ほど |
建物自体は古いのですが、きれいに手入れされています。お風呂にアヒルのおもちゃがあったのも子どもには好評でした。

正直に書くと、ラウンジは1泊2日だとほとんど使う機会がありませんでした。夕方に行ったらアフタヌーンティーの時間が終わりかけで、メロンとスイカとクッキーくらいしか残っていません。そもそも上海は現地のごはんが美味しいので、外で食べたくなります。

朝食も「普通」でした。ただ、ラウンジは部屋から近く、景色を見ながら食べられるという一点で価値があります。
4. シャングリ・ラ ホテル 浦東 上海(外灘ビュー)
2026年6月の旅行で、リッツカールトンのあとに1泊しました。浦東エリアにあり、外灘ビューの部屋を選んでいます。
フロアは10階あたりでした。高層階ではないぶん、川と対岸の建物が近く見えます。リッツやコンラッドのような「見下ろす」眺望とは違い、外灘の歴史的な建物群を正面から眺める構図です。

この景色が、まるでヨーロッパのようで本当に美しいんです。浦東側の近未来的なビル群とはまったく違う表情で、同じ上海とは思えません。ここは「上海らしさ」の別の一面が見える部屋だと思います。
| 選んだ部屋 | 外灘(川)が見える部屋・10階あたり |
| ベッド | キングベッド+エキストラベッド1台 |
| 建物 | やや古め。ただし清掃が行き届いていて満足 |
| 注意点 | ロビーが広すぎて迷います(笑) |

エキストラベッドを入れてもらえるので、子ども2人と大人でも寝る場所に困りません。ベッドガードを使わずに済むぶん、リクエストの手間も減ります。
建物は新しくありませんが、清掃はしっかりしていて気になりませんでした。唯一の難点はロビーの広さです。子どもを連れて歩いていると、どこから出入りしたのか分からなくなります。チェックイン時にエレベーターの位置を確認しておくといいと思います。
5. メリア上海パークサイド(ディズニー派の定番)
3回泊まっています。上海ディズニーに行くなら、我が家はここ一択です。

| 立地 | 上海ディズニー近く |
| 客室 | 部屋が広い。クイーンベッド2台をくっつけてもらえた |
| 料金の目安 | 普通の部屋・朝食付きで1泊36,000円くらい(2025年3月時点) |
| 公式ホテルとの比較 | トイストーリーホテルはその半額ほど。ただしメリアのほうが静かで近い |
ベッドをくっつけてもらえるのが子連れには大きいです。子ども2人と大人が並んで寝られるので、ベッドガードがなくても落ちる心配が減ります。予約時にリクエストしておくとスムーズです。

公式のディズニーホテルと比べると、トイストーリーホテルは半額ほどで泊まれます。それでも我が家がメリアを選び続けているのは、静かでパークにも近いからです。子連れだと、夜に静かに眠れるかどうかが翌日を左右します。
あと、朝食がすごいシンプルで子供が喜ぶお菓子などもあり、いい感じでした!
上海野生動物園からも近くて、きっとまたここに泊まることになると思っています。
目的別・どのホテルを選ぶべきか
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 東方明珠塔を間近で見たい | リッツカールトン上海浦東 | タワービューが正面。色の変化が楽しめる |
| スカイライン全体を見たい | コンラッド/シャングリラ | 外灘ビューで川越しの全景 |
| コスパ重視 | コンラッド上海 | ラウンジ付き外灘ビューで1泊49,000円 |
| 特別な記念旅行 | ペニンシュラ上海 | 早期予約でアップグレードの可能性 |
| 上海ディズニーに行く | メリア上海パークサイド | 近くて静か。ベッドをくっつけてもらえる |
上海のホテルは日本や韓国より安い
これは実感として強くあります。
コンラッド上海は、ラウンジ付き・外灘ビュー・43階で1泊49,000円でした。一方、ソウルの明洞のロッテホテルは、ラウンジなし・普通の部屋・景色も特になしで1泊85,000円。
同じ金額を出すなら、上海のほうが確実にワンランク上の部屋に泊まれます。「高級ホテルに泊まってみたいけど日本では手が届かない」という方こそ、上海は狙い目です。
子連れでホテルを予約するときのコツ
① ベッドガードと子どもの人数は必ず事前に伝える
ペニンシュラでもリッツカールトンでも、事前に伝えておいたおかげで到着時にはベッドガードが設置済みでした。ペニンシュラでは子ども用の歯磨きまで用意してくれています。
チェックイン後に頼むと待ち時間が発生します。予約後に一度連絡を入れておくだけで、到着後がまったく違います。
② 早く予約するとアップグレードの可能性が上がる
ペニンシュラを半年前に予約したら、料金が9万円ほど安かったうえにスイートへアップグレードされました。安く予約したのにいい部屋になるという、一番おいしいパターンです。
もちろん確約ではありませんが、直前予約では起こりにくいことです。日程が決まっているなら、早めに押さえておく価値はあります。
③ ラウンジは滞在日数で判断する
コンラッドで実感したのですが、1泊2日だとラウンジはほとんど使えません。上海は外の食事が安くて美味しいので、わざわざホテルで食べる動機も薄い。
ラウンジ付きにするなら2泊以上、というのが我が家の判断基準です。1泊なら、その差額をビューのアップグレードに回すほうが満足度が高いと思います。
東方明珠塔の消灯時間は22時?23時?
ビューの部屋に泊まるなら、ぜひ見てほしいのが消灯の瞬間です。
ただ、時間が一定ではありませんでした。
| 宿泊時期 | 消灯の様子 |
|---|---|
| 2025年3月(コンラッド) | 22時にはほとんどのビルのネオンが消えた |
| 2025年10月(ペニンシュラ) | 22時になると明かりが消え始め、順次消えていった |
| 2026年6月(リッツカールトン) | 22時59分に消灯。22時では消えなかった |
リッツに泊まったときは22時に消えず、23時かと思って待っていたら22時59分でした。1日目は油断して撮影に失敗し、2日目は22時58分からスタンバイして動画に収めました。
季節によって変わる可能性があります。撮影したい方は22時前からスタンバイしておくのが安全です。
上海のホテル選び、よくある質問
上海のホテルは外灘ビューとタワービュー、どちらがいいですか?
見たいものが違います。外灘ビューは川越しに浦東のビル群全体を見渡す構図で、上海らしいスカイラインを楽しめます。タワービューは東方明珠塔が主役で、色が変わる様子を間近で見られます。夜景の「量」なら外灘、東方明珠塔そのものが好きならタワービューです。
ビュー付きの部屋は追加料金を払う価値がありますか?
子連れならあると思います。子どもが疲れて早めに部屋へ戻ることが多いため、部屋にいる時間が長くなるからです。窓の外が絶景なら、その時間が退屈になりません。ただし雨だと何も見えないので、天気は完全に運になります。
上海ディズニーに行くならどのホテルがいいですか?
我が家はメリア上海パークサイドに3回泊まっています。パークに近く静かで、クイーンベッド2台をくっつけてもらえるので子連れでも寝やすいです。公式のトイストーリーホテルは半額ほどで泊まれますが、静かさと近さでメリアを選び続けています。
クラブラウンジ付きの部屋にする価値はありますか?
2泊以上なら価値があります。1泊2日だと使う機会がほとんどありません。コンラッドで実際にそう感じました。上海は外の食事が安くて美味しいので、ホテルで食べる動機も薄くなります。1泊ならラウンジ代をビューのアップグレードに回すほうが満足度が高いです。
子連れでベッドガードは用意してもらえますか?
事前に依頼すれば対応してもらえます。ペニンシュラでは2方向に設置され、子ども用の歯磨きも用意されていました。リッツカールトンでも2台設置済みでした。予約後に子どもの人数とベッドガードの要否を伝えておくと、到着後がスムーズです。
上海の高級ホテルは日本より高いですか?
むしろ安いです。コンラッド上海はラウンジ付き・外灘ビュー・43階で1泊49,000円でした。同時期のソウルのロッテホテル明洞は、ラウンジなしの普通の部屋で1泊85,000円です。同じ予算ならワンランク上の部屋に泊まれます。
まとめ:上海のホテルは「窓の外」で選ぶ
- ブランドより「何ビュー」。同じホテルでも満足度がまったく変わる
- 東方明珠塔を間近で見たいならリッツカールトンのタワービュー
- コスパならコンラッド。ラウンジ付き外灘ビューで1泊49,000円
- ペニンシュラは半年前予約で9万円安く、さらにスイートへ
- ディズニーならメリア一択。3回泊まっています
- ベッドガードと子どもの人数は必ず事前連絡
- ラウンジは2泊以上から。1泊ならビューに課金するほうが得
- 消灯は22時〜23時。撮りたいなら22時前からスタンバイ
4回の上海旅行で、毎回ビューに課金してきました。雨が降ればただの出費になりますが、当たったときの景色は本当に忘れられません。「また上海に行きたい」ではなく「またこの景色を見たい」と思わせてくれる街です。
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上海のホテルは、同じ部屋でもビューによって料金が変わります。日程が決まっていなくても、まずビュー別の料金差を見ておくと予算が立てやすくなります。

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