子連れで上海に4回行きました。その結論のひとつが、上海は食のコスパが異常にいいということです。
ただし、当たり外れははっきりしています。ガイドブックに載っている有名店がまずかったこともあれば、名前も知らなかったチェーン店に感動したこともありました。
この記事では、4回分の食事を正直に評価します。「ここは行くべき」だけでなく「ここは行かなくていい」も書きます。

この記事でわかること
- 4回行って本当に美味しかった店と、そうでなかった店
- ガイドブック掲載の有名店より、チェーン店のほうが良かった話
- 期待外れだった店で、実際に何を食べてどうだったか(写真つき)
- 北京ダックの有名2軒を比較(全聚徳と四季民福、どちらに行くべきか)
- 北京ダックを巻いてもらうと手数料がかかる件
- 日本未上陸のカフェ2社(Luckin Coffee・CHAGEE)が本当に美味しい
- 朝7時から開いているカフェの場所
- 浦東空港のイミグレ後に、当たりのレストランがあります
- 子連れで店を選ぶときの基準
4回行った結論:上海グルメの当たり外れ
先に全体像を出しておきます。
| 評価 | 店・場所 |
|---|---|
| 特上 | 成隆行蟹王府(上海蟹) |
| 当たり | 喜家徳(水餃子)/四季民福(北京ダック)/Luckin Coffee/CHAGEE/玉芝蘭(空港) |
| 悪くはない | 全聚徳(北京ダック・量とコスパは優秀) |
| 普通 | 東海珈琲館/浦東空港のラウンジ |
| 期待外れ | 上海姥姥(酢豚・チャーハンが微妙)/上海ディズニーの園内レストラン |
面白いのは、ガイドブックによく載っている店が「期待外れ」に入り、名前も知らなかったチェーン店が「当たり」に入っていることです。この理由も含めて、順に書いていきます。
1位:成隆行蟹王府(4回とも行きました)
これは別格なので、先に書いておきます。
上海に4回行って、4回とも同じ店に行きました。今の私にとって世界一美味しいレストランです。ミシュラン掲載店なのに家族4人で1万5千円台。日本の店舗ならコース5万円クラスです。
蟹味噌小籠包、清炒蟹粉、クラゲの冷製。そして店員さんが優しい。詳しくは別記事にまとめました。
▶ 【4回訪問】成隆行蟹王府 九江路店は世界一美味しい|値段・予約・子連れ対応の全記録
北京ダックは2軒行きました。1軒目は全聚徳
上海で北京ダックを食べるなら、という話をする前に。我が家は2軒はしごしています。正確には、1年かけて2軒行きました。
まず2025年3月に行ったのが全聚徳(浦東店)です。北京ダックの超有名老舗で、日本にも店舗があります。

お店の前に可愛いアヒルのオブジェがあって、子どもたちと写真を撮りました。当時4歳と2歳。今より小さくて可愛いです(笑)。
目の前でさばいて、花の形にしてくれます
全聚徳のすごさは、まず目の前でのパフォーマンスです。


シェフが席の横で丁寧に切り分けて、皮をお花の形に並べてくれます。これは見ているだけで楽しい。子どもたちも釘付けでした。


他の料理も豊富に頼みました。



正直な感想:美味しい。でも感動はなかった
誤解のないように書きますが、全聚徳は美味しくないわけではありません。むしろ普通に美味しいです。
ただ、「うわー!」という感動がなかったんです。期待値が高すぎたのかもしれません。
| 良かった点 | 物足りなかった点 |
|---|---|
| 目の前でのパフォーマンスが楽しい | 味の感動が薄かった |
| 量がとにかく多い。食べきれないほど | — |
| 全部で1万円ほど。日本の店舗を考えると激安 | — |
コスパは間違いなく優秀です。あれだけの量を食べて1万円ほど。日本にも全聚徳はありますが、同じ内容ならこの価格では絶対に食べられません。
子連れで「北京ダックの雰囲気を味わいたい」「量を気にせず頼みたい」という目的なら、全聚徳は十分におすすめできます。
リベンジで探した「四季民福」が当たりでした
全聚徳のあと、ずっと引っかかっていました。
「本場の中国で、感動する北京ダックを食べてみたい」
そこで次の上海旅行に向けて店を探しまくりました。そして2026年6月、たどり着いたのが四季民福烤鴨店(外灘・外白渡橋店)です。


外灘エリアにあるので、観光の流れで寄れるのが便利です。



ひとつ知っておくといいことがあります。北京ダックを店員さんに巻いてもらうと、手数料がかかります(笑)。
自分で巻けば無料です。子連れだと自分で巻くのは大変なので、手数料を払ってでもお願いする価値はあると思います。ただ「なんで高くなってるの?」と後で驚かないよう、先に知っておいてください。
人生で一番美味しかったかもと思えるサラダにも遭遇
感動したのは北京ダックだけではなかったです。このサラダ、いろいろなバランスが最高でした。マンゴーの酸味やら黒酢とマッチするし、ナッツも合っていたし、こんなおいしいサラダを中国で食べられるなんて思っていなかったので驚きました。

このサラダがめちゃくちゃ美味しかったです。北京ダック目当てで行っても、サイドメニューまでしっかり頼むことをおすすめします。
お通しのように全員に出されるライチ・辛い枝豆・漬物も、全部美味しかった。こういう細部で店のレベルが分かります。

全聚徳と四季民福、どちらに行くべきか
| 全聚徳(浦東店) | 四季民福(外灘) | |
|---|---|---|
| 訪問時期 | 2025年3月 | 2026年6月 |
| 味 | 美味しいが感動は薄め | 当たり。サイドメニューも優秀 |
| 演出 | 目の前で切り分け、花の形に | 巻いてもらうと手数料(数十円) |
| 量 | 食べきれないほど多い | 普通 |
| 値段 | 全部で1万円ほど | — |
| こんな人に | 雰囲気重視・量を食べたい | 味重視 |
味で選ぶなら四季民福、体験で選ぶなら全聚徳。これが2軒行った我が家の結論です。
そしてどちらにも共通して言えるのが、日本で同じものを食べるより圧倒的に安いということ。北京ダックは日本だとかなりの高級料理ですが、上海なら気軽に頼めます。これも上海の食のコスパの良さを象徴していると思います。
【推し】水餃子の「喜家徳」が安くて美味しい
この記事で一番おすすめしたいのが、実はこの店です。
喜家徳は水餃子のチェーン店です。我が家が行ったのは月星环球港のB1階ですが、上海のあちこちにあります。ショッピングモールに入っていることが多いので、買い物のついでに寄れます。


この店の良さは3つあります。
| 良かった点 | 子連れにとって |
|---|---|
| 安い | 気軽に何度でも行ける |
| 美味しい | 水餃子なので子どもも食べやすい |
| 店舗が多い | 移動の途中で見つけられる |



水餃子は子連れにとって理想的なメニューだと思います。辛くない、熱すぎない、取り分けやすい、そして子どもが好きな味。上海で「何を食べさせよう」と迷ったら、まずここを探してください。



正直に書きます。「上海姥姥」はおすすめしません
ここは書くか迷いましたが、書きます。
上海姥姥はガイドブックによく載っている有名店です。2025年10月に行きました。でも正直、全然美味しくありませんでした。

具体的に何がどうだったか、写真つきで書きます。
| 頼んだもの | 正直な感想 |
|---|---|
| 酢豚 | 美味しくなかった |
| チャーハン | 微妙 |
| 青菜炒め | 可もなく不可もなく |
| ビール | グラスがプラスチックで残念 |



味そのものもですが、細かいところで気持ちが下がりました。
ビールのグラスがプラスチックだったのは、地味に残念でした。安い店ならまだしも、ガイドブック掲載の有名店で出てくると「あれ?」と思ってしまいます。


そして店全体があまり清潔な印象ではありませんでした。これは子連れだと特に気になる部分です。
ここに行くくらいなら、値段でも味でも喜家徳のほうが圧倒的にいいです!美味しくないのに普通に安いお店ではありませんでした。(値段は忘れましたが7000円位した気がします)
もちろん好みはありますし、時期やメニューによっても変わるでしょう。ただ、「ガイドブックに載っている=美味しい」ではないということは、上海に限らず覚えておいて損はありません。
限られた滞在日数の中で、外れの食事を1回するのは大きな損失です。特に子連れだと、子どもが食べられなかった場合のリカバリーも大変。だからこそ、正直に書いておきます。
日本未上陸のカフェが、想像以上でした
上海で驚いたのが、チェーンのカフェのレベルの高さです。
Luckin Coffee(瑞幸咖啡)のジャスミンアメリカーノ
今回一番ハマったのがこれです。

ジャスミンの香りとコーヒーの組み合わせが絶妙で、本気で日本に来てほしいレベルです。滞在中、何度も飲みました。
香港にも最近お店ができたみたい、香港の人が喜んでいるとYoutubeでもみましたw


そして子連れに嬉しい実用情報がひとつ。

瑞幸咖啡(陸家嘴・正大広場1F店)は、朝7時から開いています。しかも正大広場の建物の外側から直接入れるので、モールの開店を待つ必要がありません。
子連れだと朝が早いので、これは本当に助かりました。パンを買っておいてここでコーヒーを買えば、朝食が完成します。
CHAGEE(霸王茶姫)の金木犀ミルクティー
CHAGEEは中国発の中国茶ブランドです。韓国でも店舗が増えていますが、日本にはまだありません。


私のお気に入りは金木犀のミルクティーです。2025年3月に飲んで気に入り、2025年10月にも飲みました。


ところが2026年6月に行ったときには、メニューにありませんでした。金木犀は秋の花なので、季節限定なのかもしれません。
もし秋から冬にかけて上海に行かれるなら、見つけたら迷わず頼んでください。次に行ったときにあるとは限りません。
また、ご覧のとおり、結構大きなサイズなのに400円ちょっとと手ごろです。このサイズスタバだったら、ベンティサイズなので630円位すると思うので、上海の食べ物の安さが分かると思います!


紙袋のデザインも素敵です。持ち帰りたくなるレベル。お土産に茶葉を買うこともできます。
2025年3月に保温袋も買いましたがこれもまた可愛いのでおすすめです。
上海で韓国のパン屋に入りました
朝食用のパンを買ったのがPARIS BAGUETTEです。

韓国でおなじみのパン屋が上海にもあります。ケーキのラインナップまで韓国と同じでした(笑)。
味が読めるのは子連れには安心材料です。朝食用のパンを前日に買っておくと、翌朝がぐっと楽になります。Luckin Coffeeでコーヒーを買えば朝食完成、という組み合わせが我が家の定番でした。
レトロ喫茶「東海珈琲館」は時間帯に注意
上海のレトロな喫茶店ということで行ってみました。



雰囲気は確かにレトロで良かったです。ただ、朝に行ったらパンがなくて、ケーキしかありませんでした(笑)。


朝食目当てで行くなら、パンがない可能性を想定しておいてください。雰囲気を楽しみに行く場所、と考えたほうがいいかもしれません。子どもの朝ごはんをここで済ませようとすると、困ることになります。(子供たちは朝からケーキで喜んでいたけど)
【穴場】浦東空港のイミグレ後に当たりの店があります
最後にひとつ、実用的な情報を。
空港のレストランは高くて美味しくない、というのが世界共通の常識ですよね。ところが浦東空港では、当たりを引きました。

第1ターミナル、イミグレーション(出国審査)を通過した後にある「玉芝蘭」というレストランです。


頼んだのは蟹混麺と春巻き。どちらも美味しかったです。
帰国前の最後の食事は、旅の印象を左右します。「最後にもう一度、上海の味を」と思ったときに、ここを覚えておくと満足度が変わります。搭乗までの時間が余りそうなら、ラウンジより先にこちらを検討してみてください。(正直、中国東方航空のラウンジは微妙だったのでww)
子連れで店を選ぶときの3つの基準
4回の経験から、我が家の基準が固まってきました。
① 観光地とテーマパークの中では期待しない
上海ディズニーの園内は、正直きつかったです。豫園などの観光地の店も、値段のわりに満足度が低いことがあります。
逆に、地元の人が行くショッピングモールの中は当たりが多いです。喜家徳もそうでした。観光地から少し外れるだけで、値段も味も変わります。
② チェーン店を侮らない
喜家徳、Luckin Coffee、CHAGEE。この記事で「当たり」に入れた店の多くがチェーン店です。
中国のチェーン店は競争が激しいぶん、品質が高い。しかも店舗が多いので、子どもが「お腹すいた」と言い出したときにすぐ見つかります。子連れ旅行では、この「すぐ見つかる」が想像以上に価値があります。
③ 辛くないメニューがあるか確認する
中華料理は辛い料理も多いので、子どもが食べられるものがあるかは事前に見ておきたいところです。
その点、水餃子・小籠包・チャーハン・北京ダックは辛くないので安心です。これらを扱う店を選べば、まず失敗しません。
スーパーやコンビニも侮れません
レストランだけでなく、スーパーで買えるものも上海グルメの一部です。
三頓半のインスタントコーヒー、大白兎のアーモンドトフィー、青島ビール、黒糖棒棒飴。値段も日本より安く、探す楽しさがあります。
買った場所と値段は別記事にまとめました。
▶ 【値段公開】上海のお土産おすすめ完全ガイド|4回行って分かった買うべきもの・後悔したもの
上海グルメのよくある質問
上海で絶対に行くべきレストランはどこですか?
成隆行蟹王府です。我が家は4回の上海旅行で4回とも行きました。ミシュラン掲載店ですが家族4人で1万5千円台で、日本の店舗のコース5万円クラスと比べると圧倒的に安いです。蟹味噌小籠包は世界一だと思っています。
北京ダックは全聚徳と四季民福、どちらがおすすめですか?
味を重視するなら四季民福、体験を重視するなら全聚徳です。全聚徳は目の前で切り分けて皮を花の形に盛り付けてくれる演出があり、量も食べきれないほど多くて全部で1万円ほどでした。ただ味の感動は薄めだったため、リベンジで探して行ったのが四季民福です。どちらも日本で食べるより圧倒的に安いです。
子連れで入りやすいお店はありますか?
水餃子チェーンの喜家徳がおすすめです。安くて美味しく、上海のあちこちのショッピングモールに入っています。水餃子は辛くなく取り分けやすいので、子どもでも食べやすいメニューです。
上海の料理は辛いですか?
辛い料理もありますが、辛くないメニューも豊富です。水餃子、小籠包、チャーハン、北京ダックはいずれも辛くないので、子連れでも安心して頼めます。麻婆豆腐や混ぜ麺には辛みがあるので、取り分ける際は注意してください。
Luckin CoffeeやCHAGEEは日本にもありますか?
どちらも日本には店舗がありません。CHAGEEは韓国では店舗が増えているので、韓国旅行の際に飲むことはできます。Luckin Coffeeのジャスミンアメリカーノは特におすすめで、上海に行くなら必ず飲んでほしい一杯です。
朝早くから開いているカフェはありますか?
瑞幸咖啡(Luckin Coffee)の陸家嘴・正大広場1F店は朝7時から営業しています。正大広場の建物の外側から直接入れるため、モールの開店を待つ必要がありません。前日にパンを買っておけば、朝食が完成します。
浦東空港で食事するならどこがいいですか?
第1ターミナルの出国審査を通過した後にある「玉芝蘭」がおすすめです。2回行きました!蟹混麺と春巻きを頼みましたが、どちらも美味しかったです。空港のレストランは期待できないことが多いなか、ここは当たりでした。
まとめ:上海は食のコスパが異常にいい
- 1位は成隆行蟹王府。4回行って4回とも感動しました
- 子連れなら喜家徳の水餃子。安い・美味しい・店舗が多い
- 北京ダックは味なら四季民福、体験なら全聚徳。どちらも日本より格安
- 上海姥姥はおすすめしません。ガイドブック掲載=美味しいとは限らない
- Luckin Coffeeのジャスミンアメリカーノは必飲。正大広場1F店は朝7時から
- CHAGEEの金木犀は季節限定かも。見つけたら迷わず頼んでください
- 観光地とテーマパークの中では期待しない。モールの中が狙い目
- 帰国前は浦東空港T1の玉芝蘭へ。イミグレ後にあります

4回行っても、まだ食べたいものが残っています。この街は本当に食が強い。次に行くときも、きっとまた蟹王府から始めると思います。


コメント