2026年6月、6歳と3歳の姉妹を連れて上海へ行く予定でした。ところが台風6号の影響で、出発2日前にJAL便の欠航が決まりました。
我が家は通知から30分で前日便に振り替えて、1日早く出発しました。追加のホテル代は約35,000円。一方で、1つ後の便を選んでいたら約15時間の遅延に巻き込まれていたことが、帰国後に分かりました。
結論:台風で欠航が決まったら、子連れは「前倒し」が正解です。急きょ泊まったのは、過去2回泊まって勝手の分かっていたメリア上海パークサイドでした。
【この記事でわかること】
- 台風6号で欠航が決まるまでの、実際の時系列
- 子連れが「前倒し」を選ぶべき3つの理由
- 前倒し・後ろ倒し・キャンセルの比較
- 通知から30分でやった手配4つ
- 便の変更で困ったこと(キッズミール・部屋・追加費用)
- 前倒しで増えた1日を、子連れでどう過ごしたか
当初の予定と、変更後の旅程
まず、何がどう変わったかを整理します。出発が1日早まり、3泊4日の旅が4泊5日になりました。
| 項目 | 当初の予定 | 変更後 |
|---|---|---|
| 出発日 | 6月3日 | 6月2日 |
| 便 | JL085(羽田11:40発) | JL089(羽田17:20発→実際は18:15頃) |
| 日程 | 3泊4日 | 4泊5日 |
| ホテル | リッツカールトン上海浦東2泊+シャングリ・ラ上海1泊 | メリア上海パークサイド1泊を追加 |
| メンバー | 大人2人・子ども2人(6歳・3歳) | 同じ |
今回の旅のテーマは「観光よりホテルを楽しむ」でした。リッツカールトンはパールタワービューのラウンジ付きの部屋を予約していて、初日のアフタヌーンティーが楽しみのひとつ。この目的があったことが、あとの判断に大きく影響します。
欠航が決まるまでの時系列
嫌な予感は、5月31日の時点でありました。羽田から沖縄への便が、次々と欠航していたからです。
| 日時 | 出来事 |
|---|---|
| 5月31日 | 羽田→沖縄便が続々と欠航。「欠航か大幅遅延なら、前日夕方の便に移ってホテルを1泊足す」と作戦を決める |
| 6月1日 18:43 | JALアプリを確認。まだ欠航の発表なし |
| 6月1日 18:59頃 | JALアプリの通知で、6月3日のJL085便の欠航が決定 |
| 通知から約30分 | 前日便への振り替え、チェックイン、リムジンバスの変更、ホテル予約まで完了 |
| 6月1日 夜 | 振り替えたJL089便の出発が、機材の遅れで18:15頃に変更 |
| 6月2日 18:15頃 | 羽田を出発。上海までの飛行時間は約2時間15分 |
| 6月2日 夜 | 上海に到着し、メリア上海パークサイドに宿泊 |
待っている間は、ひたすらJALアプリを眺めていました。18時43分の時点では、まだ何の発表もありません。

そこから約16分後、アプリに欠航の通知が届きました。困る話のはずなのに、正直「キターー!」という気持ちでした(笑)。早く決まったおかげで、動き出せるからです。

こちらは6月2日午前の運航状況です。8:40発の中国東方航空の便も、最終的には欠航しました。JALだけでなく、他社の上海便も影響を受けていました。
子連れが「前倒し」を選ぶべき3つの理由
我が家が迷わず前倒しにしたのは、次の3つの理由からです。
理由① 後ろ倒しは「いつ飛ぶか」が読めない
帰国後に調べたところ、欠航便の1つ後の便(6月3日のJL089便)は、約15時間遅延していました。

子連れで15時間です。空港で待つのか、一度帰宅できるのか、ホテルはどうなるのか。当日になるまで何も分かりません。6歳と3歳を連れて、先の見えない待機をするのは一番避けたい展開でした。
理由② 中途半端な遅延が、一番困る旅程だった
実は、欠航より怖かったのが中途半端な遅延です。
数時間遅れて初日のラウンジのアフタヌーンティーを逃すと、取り戻すために翌日の観光を削ることになります。「どうせ影響が出るなら、早く決めてほしい」というのが本音でした。ホテルや予約済みの予定がある旅ほど、遅延の被害は大きくなります。
理由③ 2日前なら、まだ選択肢がある
通知が出発2日前だったので、ホテルも取れ、予定も組み直せ、心の準備もできました。前倒しは、時間に余裕があるうちにしか選べない選択肢です。当日の欠航だったら、この手は使えませんでした。
前倒し・後ろ倒し・キャンセルを比べると
選択肢を並べると、子連れにとっては前倒しが一番「読める」ことが分かります。
| 選択肢 | 追加でかかるもの | 子連れにとってのリスク |
|---|---|---|
| 前倒し(前日便) ※我が家の選択 | ホテル1泊分(約35,000円) | 出発準備が1日早まる。直前予約なので部屋は選べない |
| 後ろ倒し(1つ後の便) | 遅延次第で、待機中の食事や移動 | 実際は約15時間遅延。空港で待つか帰宅するか当日まで読めない |
| キャンセル(払い戻し) | 現地ホテルなどのキャンセル規定次第 | 旅行そのものがなくなる |
お金で解決できる不確実さなら、先に払ってしまうほうが子連れは楽です。前倒しするなら、夜着でも安心して泊まれる空港近くのホテルを押さえてください。
通知から30分でやった4つのこと
欠航の通知を見て、次の4つをその場で一気に片付けました。
| 順番 | やったこと | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 前日便(JL089)へ振り替え | 欠航が決まった便からの振り替え |
| 2 | オンラインチェックインと座席の確保 | 出発24時間前を切っていたので、その場で手続き |
| 3 | 羽田までのリムジンバスの予約変更 | 日付と時間を振り替え便に合わせる |
| 4 | 上海の空港近くのホテルを1泊予約 | 夜着なので、過去に泊まったことのあるホテルを選ぶ |
最優先は航空券です。同じ台風で困っている人が一斉に動くので、振り替え先の席は早い者勝ちになります。子連れは家族で並んで座れるかも大事なので、座席までその場で確保しました。
30分で終わったのは、作戦を先に決めていたから
慌てて考えたわけではありません。5月31日の時点で「欠航か大幅遅延なら、前日の夕方便に移ってホテルを1泊足す」と決めていたからです。
通知が来たら何をするか、を先に決めておく。これだけで、当日の判断が一瞬になります。旅行の時だけ異常な行動力が出る我が家ですが(笑)、今回はこの準備が効きました。
航空会社アプリの通知は必ずオンに
我が家が欠航を知ったのは、JALアプリの通知でした。台風が近づいているときは、予約した航空会社のアプリを入れて、通知をオンにしておいてください。通知を見た瞬間に動けるかどうかで、取れる席もホテルも変わります。
正直に書きます。便の変更で困ったこと・注意点
① 安い航空券は、自己都合の変更だと手数料がかかる
今回は国際線のセールで買った安い航空券でした。自分の判断で変えると手数料がかかる運賃だったので、「欠航扱いになってくれたほうが助かる」と思いながら発表を待っていました。
なおJALは、悪天候などで遅延・欠航が見込まれる便や決まった便について、手数料なしの予約変更・払い戻しを案内しています。対象になると、Webサイトの予約画面に変更の案内が出ます。欠航が決まる前でも対象になることがあるので、台風が近づいたらまず自分の予約画面を確認してください。
② 追加のホテル代は自分持ち
前倒しで増えた1泊分、約35,000円は我が家の負担でした。前倒しを選ぶなら、この出費は最初から覚悟しておいてください。
③ 振り替えた便も遅れる
前日便のJL089は17:20発の予定でしたが、機材の遅れで18:15頃の出発になりました。台風の前後は、振り替え先の便も時刻どおりとは限りません。
救いだったのは飛行時間です。追い風の影響か、上海まで約2時間15分。普段は3時間近いイメージなので、国内線くらいの感覚で着きました。
④ キッズミールが間に合わない
前日便に振り替えたため、キッズミールの手配が間に合いませんでした。子どもたちも大人と同じメニューです。
我が家は出発前に空港ラウンジでしっかり食べていたので困りませんでしたが、便を変えたら機内食は大人メニューになる前提で、子どもが食べられる軽食を持っておくと安心です。
⑤ 直前予約だと、部屋は選べない
メリア上海パークサイドは3回目でしたが、前日予約だったため、過去に泊まった50㎡ほどの部屋は空いていませんでした。今回は35㎡ほどの部屋です。

それでも家族4人で狭さは感じませんでした。広さより「確実に泊まれて、勝手が分かる」ことを優先して正解でした。
前倒しで増えた1日の過ごし方
夜着の日は「泊まったことのあるホテル」が安心
到着が夜になるので、空港から近く、過去2回泊まって快適だったメリア上海パークサイドにしました。夜着の日に、知らないホテルで冒険はしたくありません。

| 立地 | 浦東空港からタクシーで約20分。上海ディズニーの近く |
| 客室 | 約35㎡、ダブルベッド2台(前日予約) |
| ベッドガード | 予約時にリクエスト。未設置だったが、電話するとすぐ2台分付けてくれた |
| 朝食 | 朝食付きプランにした(周辺に飲食店がほぼない) |
| 料金 | 1泊約35,000円(前日予約・朝食付き) |

ベッドガードは予約時にお願いしていたのに、到着時には付いていませんでした。ただ、フロントに電話するとすぐにスタッフさんが来て、2台とも付けてくれました。子連れには、この対応の早さが一番ありがたいです。
朝食付きにしたのも正解でした。ホテルの周りには本当に何もありません。夜着・朝出発なら朝食付きプラン一択です。マシュマロやドーナツ、中身がカスタードの豚まんなど、子どもが喜ぶメニューもそろっていました(ドーナツはパサパサでしたが(笑))。


上海ディズニーは却下して、野生動物園へ
せっかく1日増えたので、子どもたちに「上海ディズニー行く?」と聞いてみました。返ってきた答えは「ディズニーランドには行きたい。でも乗り物は乗りたくない」。なんという贅沢な発言(笑)。
家族4人分のチケットを調べると約36,000円。午前中だけでその金額は高いので、ディズニー案は却下しました。
代わりに向かったのが、ホテルからタクシーで約20分の上海野生動物園です。結果的に、この日が今回の旅で一番感動した1日になりました。台風がなければ行っていなかった場所です。

【荷物問題】ホテル3軒の移動、我が家の解決法
台風で1泊増えて4泊5日、しかもホテルはメリア→リッツカールトン→シャングリ・ラの3軒。移動のたびに荷物を広げて、また詰め直すことになりました。

ここで役立ったのが、吊り下げ式のトラベルポーチです。着いたら掛けるだけ、出るときは外してスーツケースに入れるだけ。3泊を超える旅行では、吊り下げ収納があるかどうかで荷物のストレスがまったく違います。
旅程が急に延びても、荷物の置き場所に困らなかったのは助かりました。
実際にかかった追加費用
前倒しで増えた出費は、ほぼホテル代だけです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 航空券の振り替え | 追加費用なし(欠航による振り替え) |
| ホテル1泊(メリア上海パークサイド・朝食付き) | 約35,000円 |
| 羽田までのリムジンバス | 予約変更のみ |
| 上海ディズニー(検討のみ) | 4人で約36,000円 → 行かず |
| 合計 | 約35,000円 |
約35,000円で15時間の足止めを避けられたなら、むしろ安かったと思っています。しかも増えた1日で、旅の一番の思い出までできました。
まとめ:台風で欠航が決まったら、子連れは前倒し
- 台風6号で、出発2日前(6月1日19時頃)にJL085便の欠航が決定
- 通知から30分で、前日便への振り替え・チェックイン・バス変更・ホテル予約を完了
- 1つ後の便は約15時間遅延。子連れは前倒しが正解
- 追加費用はホテル1泊分の約35,000円
- 振り替え便ではキッズミールが間に合わない。軽食を用意しておく
- 「欠航・大幅遅延ならこうする」を事前に決め、航空会社アプリの通知をオンに
- 夜着の日は、泊まったことのあるホテルが一番安心
JALさん、早く決断してくれて本当にありがとうございました(笑)。
あわせて読みたい
▼ 空室状況・料金をチェック
台風シーズンの上海旅行は、前倒しに備えて空港近くで泊まれる宿を1軒知っておくと安心です。我が家は3回泊まっているメリア上海パークサイドを選びました。


コメント